スマホなどの充電に使われるUSB規格は、形状が同じなのに性能が違う場合があります。
その中でもPD、QCと呼ばれるタイプは、用途としての特徴も同じとなっています。
PD:Power Delivery(パワーデリバリー)
QC:Quick Charge(クイックチャージ)
どちらも急速充電などができる高性能タイプなのですが
「何が違うの?」
「どっちがいいの?」
などと疑問に思う人も多いようです。
ここでは、そんなPDとQCの違いについて解説していきます。
USB規格の基本性能とは?
まずは、一般的なUSB規格の解説です。
基本となるのは、電圧が5Vになっているということになります。
そして、流れる電流がどれくらいなのかで、出力が決まります。
電圧が5Vで、電流が0.5A、0.9A、1.5Aで計算してみます。
USB出力(W) = 充電能力(W)
5V * 0.5A = 2.5W
5V * 0.9A = 4.5W
5V * 1.5A = 7.5W
実は、ここでの電流の違いは、そのままUSB規格の違いとなっています。
USB規格
5V、0.5Aで2.5Wなのは、USB2.0規格
5V、0.9Aで4.5Wなのは、USB3.0規格
5V、1.5Aで7.5Wなのは、USB BC規格
これがUSBの基本的な性能となっています。
では次に、PD、QCがどのような性能なのかを解説します。
PDとQCの性能の違いを解説!
まずPDとQCには共通する大きな特徴があります。
それは電圧が5Vを超えて使用することができることです。
PD規格の特徴
PDの大きな特徴は、USBの形状がType-C規格になっています。

また、流せる最大電流は5Aになっています。
これにより、電圧5V越えと掛け合わせて、高出力が可能となります。
電圧が20VのPD規格では、20V*5Aで100Wの高出力が可能となっています。
これは、USB3.0規格(4.5W)のおよそ20倍以上の性能です。
ただし、「PD対応」となっていても、すべてが性能通りの出力になる訳ではありません。
対応しているケーブルによって出力が制限される場合もあります。
・3A対応(PD60W対応)
・5A対応(PD100W対応)※eMarker認証チップを搭載
なので、PD出力に応じたケーブル選定が必要となります。
また、USB Type-Cだからと言っても、必ずPDに対応しているわけはありません。
USB Type-CでPD非対応製品もあるということです。
高い電圧と、5Aの電流によって高出力が可能なのがPDの特徴となります。
QC規格の特徴
QC対応の場合、USBの形状はUSB-A規格になっています。

なので、USB-A形状で電圧が5Vを超えている製品がQCとなり、最大は18Wとなります。
QCの大きな特徴は、電圧と電流が一定ではなく変化することです。
これは、クアルコム(Qualcomm)社のチップセットが搭載されているからとなります。
このチップセットが、接続機器の充電に最適な電圧値、電流値を調節してくれるのです。
QCは、スマートフォンなどの特定のデバイスに特化しています。
最適な電圧と電流を供給することで充電時間を短縮しています。
PDとQCの違いとは?
PDは充電する側の製品ごとに能力(出力)が決定します。
一方、QCでは充電される側の状態に応じて最適な出力となるよう変化します。
これがPDとQCの違いとなります。
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