便利で簡単だけど「やってはいけない」ポタ電の接続方法!

2023年2月25日

停電が発生したときに、ポータブル電源を使う場面を考えてみてください。

家の中にいたとして、何の電気が必要ですか?

「 照明ですか?」

「 冷蔵庫ですか? 」

「 パソコンですか? 」

おそらく、こういった電化製品は家中のいろんな場所にあるはずです。

そして、それらにポータブル電源から電気を送るには、電源コードの接続が必要です。

家中に必要な電気があるのにこれではちょっと不便です。

 

もし家庭用の常設蓄電池があれば、停電時でも家中に電気を送ることができます。

なので、家庭内のコンセントや照明などがそのまま使用できるのです。

ですが、ポータブル電源は家庭用蓄電池のようにはいきません

 

ただ、これを可能とする簡単な方法があるのです。

これは、危険を伴うので禁止されているのですが、知らない人も多いようです。

 

なので、「やってはいけない、危険な行為」として解説したいと思います。

 

やってはいけない接続方法!

その簡単な方法を説明します。

それは、ポータブル電源のAC出力を家庭用のACコンセントに接続することになります

当然に分電盤のメインブレーカーを遮断することが必要です。

 

要は、電気を逆流させて使用することになります。

ポータブル電源から接続されたコンセントを経由して、家庭内に配線されている範囲まで、ポータブル電源の電気が流れていくことになります。

家庭内の照明やコンセントを今までどおりに使うことができるので大変便利です。

 

ですがこれ、「やってはいけない」ことなんです。

 

やってはいけない理由とは?

なぜ、やってはいけないのかを解説します。

 

電気がぶつかり合う可能性

停電が発生し、ポータブル電源からコンセント経由で電気を送りました。

しかし、分電場のブレーカーを切るのを忘れていた場合を想定します。

電力会社からの電気が復旧したらどうでしょう?

この場合、電力会社からの電気と、ポータブル電源の電気がぶつかりあいます。

そうなった場合に、全部がそうなるわけではありませんが、短絡事故が発生します。

この事故は、自分の家だけでなく、その電線経路にある他の家の方にも影響します。

結果、近隣の方の電気を止めることになってしまい、迷惑をかけてしまいます。

 

電線が燃える可能性

家庭用コンセントの定格電流は15Aとなっています。

要は、そのコンセントの器具に流せる電流の限界が15Aだということです。

仮にポータブル電源の出力が15Aを超える場合は、そのコンセント器具と器具までの電線にその電流が流れます。

電線には許容電流が決められています。

仮に、それを超えて電流を流すと電線は熱をもち、最悪は燃えてしまいます。

 

実際には、ポータブル電源側の保護装置により電力供給停止となる可能性が高いです。

また、電線も基本的には、大きめの許容電流で施工されています。

 

電気は身近な存在ですが、目には見えませんので、安易に考えてしまいます。

ですが、電流が0.1A(100mA)流れると人は死んでしまうと言われています。

そんな、命にまでに影響する電気だからこそ、可能性があることは原則禁止するのです。

 

また、市販品でこの接続を可能にするケーブルは存在しません。

なので、自作で作ることしかできません。

 

やるなら「電源切替器」を準備しよう!

こういった電気のぶつかりあいを解決する製品に「電源切替器」があります。

 

常用側と非常用のふたつの入力端子があり、負荷へ供給する出力端子があります。

この入力側に、ポータブル電源の出力電源と、電力会社からの電源をつないでおきます。

そして、出力端子側に電気を供給したい照明やコンセントの負荷を接続すればいいのです。

 

電源は常用か非常用かどちらかでしか供給しませんので逆流になりません。

 

ポータブル電源の出力を非常用に接続するには、別途ケーブルを作成する必要があります。

また、電気切替器の設置には電気工事が必要になります。

 

興味がある方は、近くの電気工事会社に相談してみることをおすすめします。

 

また、電源切替器で使用するなら、中型以上のポータブル電源が効果的です。

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