ポータブル電源は、キャンプや災害時の非常用電源として、または屋外での作業時に電力を供給するための便利なツールです。
再生可能エネルギーである太陽光で充電できると、さらにその価値は高まります。
ですが、太陽光で充電するためには、適切なソーラーパネルの選択が重要です。
そんなポータブル電源に接続するソーラーパネルを選ぶ際のポイントを解説します。
ソーラーパネルの種類
ソーラーパネルには単結晶と多結晶の2つの主なタイプがあります。
それぞれに異なる特徴がありますので、目的や用途に合わせた選択が必要になります。
単結晶タイプ
設置スペースを取らない単結晶タイプは、優れた発電効率が最大の特徴です。
この効率の高さは、パネルが単一の結晶構造で構成されているために実現できています。
市場に流通しているソーラーパネルの中でも、単結晶パネルの変換効率は15%から23%と高い数値を示しています。
ただし、価格は多結晶ソーラーパネルと比較して若干コスト高となります。
多結晶タイプ
多結晶ソーラーパネルの発電効率は、単結晶パネルに比較して若干劣ります。
一般的には約13%から16%の変換効率と言われています。
製造過程が単純で材料の有効活用が可能となっていて、比較的安価なため初期投資を抑えたい場合や大規模化などの用途に適しています。
ポイント
ポータブル電源との接続なので、限られた場所で最大限の電力を得る必要があります。
なので、コスト高とはなりますが、変換効率の高い単結晶タイプがおすすめです。
最適なソーラーパネルの選び方
ポータブル電源に適したソーラーパネルを選ぶためのポイントを解説します
1. ソーラーパネルの効率と出力
ソーラーパネルの種類で解説したように変換効率の高い単結晶タイプがおすすめです。
メーカーによっては変換効率は23%越えて24%に達する製品もあります。
変換効率が高いほど、少ない光で多くの電力を生み出すことができます。
なので、日照時間が限られている場合やスペースが限られている場合に有利です。
出力はソーラーパネルが生成できる電力の量を表し、これはワット数で表されます。
ポータブル電源に応じて、適切な出力を持つソーラーパネルを選ぶ必要があります。
主に100W、200W、400Wクラスがあります。
2. サイズとポータビリティ
ポータブル電源と組み合わせて使用するので、ソーラーパネルのサイズと持ち運びやすさも重要な要素です。
軽量でコンパクトなデザインのものを選ぶと便利です。
アウトドア活動や旅行で使用する用途なら優先度の高いポイントになります。
3. 互換性と接続オプション
ソーラーパネルをポータブル電源に接続するためには、両者の互換性が必要です。
これには、接続端子のタイプ、電圧、および電流の仕様が一致している必要があります。
また、適切なアダプターやケーブルを用いることで、より幅広いソーラーパネルと接続することが可能になります。
接続の注意点はこちらの記事でも解説しています ↓↓↓
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ソーラーパネルをポータブル電源に接続するための注意点
ソーラーパネルの接続コネクタの形状を解説します。また、他メーカーのパネルとの互換性など、接続に関する注意点も解説します。
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4. 耐久性と保証
ソーラーパネルは屋外使用が想定されていますので、耐候性や耐久性が求められます。
また、防塵、防水などの性能も重要です。
厳しい気象条件にも耐えることができ、長期間の安定した出力性能が必要となります。
また、信頼できるメーカーならではの、長期製品保証も抑えておきたいポイントです。
5. 価格とコストパフォーマンス
ソーラーパネルの価格は、そのサイズ、効率、によって大きく異なります。
予算内で最高の性能を提供するソーラーパネルを選ぶことが重要ですが、安価なモデルが必ずしも最良の選択とは限りません。
長期的な観点から、耐久性、保証条件、および総所有コストを考慮することが重要です。
ソーラーパネルの比較
各ポイントを考慮して、カテゴリー別に比較してみました。
200Wでの変換効率比較
ミドルクラスでの比較です。
変換効率の比較的高い製品を比較しています。
| 品名 | SolarSaga 200W | BLUETTI MP200 | EENOUR EB-200P | EcoFlow 220W |
| 外観 | ![]() |
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| 最大出力 | 200W | 200W | 200W | 220W |
| 変換効率 | 24.3% | 24% | 23.5% | 23% |
| 価格 | 60,620円 |
59,800 | 49,980円 | 69,300円 |
| 電圧と電流 | 23.2V 11.76A | 26.1V 10.3A | 23V 11.5A | 21.8V 13/8.8A |
| 接続コネクタ | DC7909 | MC4 | MC4 | MC4(XT60) |
| サイズ | 2320*540*25 | 2265*590 | 2280*540*25 | 1830*820*25 |
| 重量 | 8kg | 7.3kg | 9kg | 9.5kg |
| IP性能 | IP67 | IP65 | IP65 | IP68 |
| ワット単価 | 433円/W | 299円/W | 250円/W | 315円/W |
400Wクラスソーラーパネル比較
日射条件の良い時間帯の短い時間で一気に発電するには、高出力のパネルが必要です。
また、大容量ポータブル電源とセットなら、自然エネルギーだけの生活も見えてきます。
| 品名 | EcoFlow 400W | EENOUR 400W | BLUETTI PV350 |
| 外観 | ![]() |
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| 最大出力 | 400W | 400W | 350W |
| 変換効率 | 22.6% | 23.5% | 23.4% |
| 価格 | 126,500円 | 143,800円 | 99,800円 |
| 電圧と電流 | 48V 11A | 48.5V 11.17A | 46.5V 10.8A |
| 接続コネクタ | MC4 | MC4 | MC4 |
| サイズ | 2365*1058*25 | 3030*800*25 | 2400*905 |
| 重量 | 16kg | 9kg | 13.9kg |
| IP性能 | IP68 | IP65 | IP65 |
| ワット単価 | 316円/W | 360円/W | 285円/W |
価格と出力のコスパで比較
ソーラーパネルの価格は基本的に発電出力1Wが300円程度になっています。
なので300円/Wのワット単価より安い製品は、コスパが良い製品となります。
機能面や変換効率などの優劣によって、そういった価格になっている可能性もあります。
ですが、今回はそういった部分はいっさい考慮しません。
単に、価格と定格出力のみで比較していきます。
| 品名 | EENOUR SP403 120W | BALDR 120W | BALDR 200W | PowerArQ Solar 210W |
| 外観 | ![]() |
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| 最大出力 | 120W | 120W | 200W | 210W |
| 変換効率 | 23.5% | 23% | 23.5% | |
| 価格 | 29,980円 | 27,800円 | 48,800円 | 59,400円 |
| 電圧と電流 | 24V 6.9A | 18V 6.6A | 18V 11A | 28V 10A |
| 接続コネクタ | MC4 | DC出力 | DC出力 | MC4 |
| サイズ | 1905*468 | 1660*520*25 | 2410*530*25 | 1666*686*5 |
| 重量 | 4.77kg | 4.95kg | 7.34kg | 7.05kg |
| IP性能 | IPX4 | IP65 | IP65 | |
| ワット単価 | 250円/W | 232円/W | 244円/W | 283円/W |
ソーラーパネルの管理
ソーラーパネルを最大限活用するには、適切な設置と定期的なメンテナンスも必要です。
設置場所を選ぶ際には、日照が十分で、影になる場所が少ないことを確認してください。
また、ソーラーパネルの表面が清潔であることを保ち、定期的にチェックして、汚れや障害物がないかを確認することが重要です。
ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせは、エネルギー消費の持続可能性への積極的な一歩を意味します。
ソーラーパネルの種類、効率、サイズ、互換性、耐久性、そしてコストパフォーマンスを総合的に考慮し、自分のニーズに最適な製品を見つけましょう









