【徹底解説】ポタ電の劣化を早めない正しい使い方とは?

2021年8月1日

アウトドアや緊急時の備えとして重宝するのがポータブル電源です。

ですが、その便利さを最大限に活用するためには、正しい使い方が必要です。

誤った使い方や保管方法だと、劣化を早めるだけでなく、発火のリスクも増大します。

 

ここでは、そんなポータブル電源の劣化を早めない正しい使い方を解説します。

 

ポータブル電源の寿命を解説

ポータブル電源の寿命とは一般的に電池(バッテリー)の寿命のことを言います。

そして、その電池の寿命を測る指標としてサイクル回数が使われます。

これは、その回数が多いと、電池の充電耐久性が強いという目安になるからです。

 

サイクル回数とは?

充電→放電→充電を1サイクルとして、その数をサイクル回数と言います。

電池は、基本的に充放電をくり返せば、必ず劣化していきます。

そして、その劣化の程度をこのサイクル回数で評価しています。

電池の初期状態の能力を100%として、その能力が80%になるのは、このサイクル回数が何回に達したときとなのかで評価しています。

 

このサイクル回数なんですが、1サイクルを間違って捉えている人もいるようです。

サイクル回数の1回は、放電と充電を単に数えるだけで1サイクルとはなりません。

よくある間違いは、少し使用したあとに、満タンまで充電したタイミングで1回と数えているようですが、これは1サイクルではありません。

 

1サイクルは、充電残量が100%→0%→100% を1回と数えます。

要は、使った量を基準に1サイクルとなるのです。

例えば、20%使って満充電を繰り返すのであれば、5回繰り返すと100%になります。

そして、この100%になったタイミングがサイクル1回のカウントとなるのです。

 

ポータブル電源の寿命とは?

このサイクル回数を使って、ポータブル電源の寿命は評価されます。

ですが、ポータブル電源がこの回数をきっちり数えているわけではありません。

なので、あくまで目安として、日常的にどくれいの電気量を何日使ったのか程度で考えるのが現実的です。

 

サイクル回数と充電容量で寿命を使用可能電力量として考えます。

500Whの充電容量で、サイクル回数が1000回の場合

500Wh × 1000回 = 500,000Wh

100W程度の電気を、毎日4時間使用 = 400Wh/日

500,000Wh ÷ 400Wh/日1,250日(約3年半)

このポータブル電源は、100Wの電気を毎日4時間使用したとして、約3年半程度は問題なく使えるくらいの寿命であると評価できます。

 

ですが、これはポータブル電源を正しく充電した場合の寿命となります。

パススルー充電など劣化の要因となる充電方法も存在します。

 

劣化の要因といわれるパススルー充電についてはこちらの記事 ↓↓↓

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次は、ポータブル電源の正しい保管方法の解説になります。

 

ポータブル電源の保管方法を解説

ポータブル電源は満充電状態と充電ゼロの状態で保管しないようにすることが必要です。

満充電の時は、高電圧状態となっているので電池材料に負荷をかけてる状態になります。

なので、その状態が継続するということは、電池を劣化させてしまうことになるのです。

また、充電がゼロの状態もよくありません。

これは電池が、過放電状態となり、電池の内部抵抗が上昇することが原因となります。

 

こういった劣化対策を考えて、電池残量は60〜80%程度での保管が推奨されています。

ですが、ポータブル電源の特徴に自然放電があります。

これは、ポータブル電源を使用していなくても勝手に放電してしまうことです。

だいたい半年で約20%程度減っていくと言われています。

なので、長期で保管する場合には、半年に1回などの定期充電が必要になります。

 

リン酸鉄リチウム製のバッテリーはこの自然放電が月1%と劇的に少なくなっています。

 

リン酸鉄バッテリーを選ぶならこちらの記事も参考にしてみて下さい ↓↓↓

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ポータブル電源の使用環境を解説

使用されているリチウムイオン電池が、最も性能を発揮するのは25℃とされています。

また、電池全般に言えることは、低温下では使用時間が短くなるということです。

一般的に仕様書では、-10℃~40℃が使用範囲とされています。

なので、夏場や冬場の屋外使用では注意が必要となります。

 

以上がポータブル電源の劣化を早めない使い方になります。