ポータブル電源の出力ポートにあるDCジャック出力ですが、何に使うか知っていますか?
取説にはDC5521やDC5525などと表記されていて、形状は下図のようになっています。

DCジャック出力
USBやAC出力などの日常的に使用している出力とは違い、用途がイメージできません。
また、Jackeryの最新モデルからは、出力ポートとして存在すらしなくなっています。
ですが、他のメーカーでは、DCジャック出力として健在の機種も存在します。
そんなDCジャック出力について解説します。
DCジャック出力の形状
DCジャック出力にもいろいろな形状が存在します。
一般的に電圧12V程度ならDC5521の仕様となっているようです。
DC5521は、外形が5.5mm、内径が2.1mの形状の呼び名となっています。

この外形が大きくなるということは、電圧が大きくなるということになります。
なので、高出力が必要な製品は外径が大きい形状になっています。
ジャクリのソーラーパネル出力のコネクタはDC7909やDC8020になっています。
外形が大きい形状なので、高電圧で大電流が流せる仕様になっていることがわかります。
ソーラーパネルが高出力なので、それに対応しているということになるのです。
逆に、DC3011のように外形が小さい形状は低出力仕様となっています。
電圧5V程度で、電流も2A程度の出力に対応しています。
DCジャック出力のメリット
そもそも、DCジャック出力には電力ロスが少ないというメリットがあります。
なぜなら、ポータブル電源は直流で電気をためている装置になるからです。
例えば、AC出力を行う場合には、電池の直流電源を交流に変換する必要があります。
そして、そういった変換の時には必ず電力ロスが発生してしまいます。
DCジャック出力なのであれば、変換の必要がありませんので、ロスもありません。
そういった余分な電気使わないという意味で、DCジャック出力が活用できます。
DCジャック出力とUSB出力の違い
DCジャック出力がロスがなく効率的なのであれば、USBはどうでしょう?
USBポートも直流出力なので、わざわざDCジャック出力が必要でしょうか?
たしかにUSBポートは直流出力なんですが、出力能力が違います。
USBは基本的に、電圧が5Vで電流が0.9Aが一般的となっています。
一方、DCジャック出力であれば電圧は12Vで、電流は3A程度まで流せます。
この電圧の違いは単純に出力(パワー)の違いになってきます。
ポイント
USB :電圧5V × 電流0.9A = 出力4.5W
DCジャック出力 :電圧12V × 電流3A = 出力36W
なので、DCジャック出力の方が高出力が可能だということになるのです。
USB Type-Cの登場
このDCジャックを超える高出力が登場します。
それがUSB Type-Cで、電圧は20Vまで、電流も5Aまで可能となりました。
ポイント
電圧20V × 電流5A = 出力100W
これにより、今後はDCジャック出力はUSB-Cに代替されていくのだと予想されます。
シガーソケットも高出力
シガーソケット出力では電圧12V、電流10Aとなっている場合が多いです。
ポイント
電圧12V × 電流10A = 出力120W
この出力だと、ヒーターや扇風機、ポータブル冷蔵庫などの高出力製品が使えそうです。
DCジャック出力の活用事例
DCジャックの活用なら、シガーソケットに変換して使うことをおすすめします。
シガーソケット対応の機器を使うことができますので活用の幅は広がります。
ですが、シガーソケットほど出力能力はありません。
ですが、36W(12V×3A)あるので、そこそこの製品には使えることになります。
例えば、小型扇風機があり、これが大体12W程度なので余裕で使用可能です。

