【徹底解説】ポータブル電源のパススルー充電とUPS機能の違い

2023年2月16日

ポータブル電源を面倒なく使える機能として、パススルー充電とUPS機能があります。

これは充電しながら電気を使うという機能で、充電残量の縛りから解放されます。

 

ACコンセントからポータブル電源に接続して電化製品を使う場合を想定します。

すると、見た目の構造は「パススルー充電」と「UPS機能」は同じ構造となるのです。

パススルー充電? UPS?

 

ですが、一方はバッテリーの寿命を低下させるとしてメーカーは推奨していません。

見た目は同じなのに何が違うのか?

ここでは、そんなUPS機能とパススルー充電の違いを解説していきます。

 

パススルー充電とUPS機能を解説

電化製品などの電気を使いながらポータブル電源に充電することをパススルー充電といいます。

このパススルーに対応していない製品では、充電中に電化製品などは使えません。

充電残量を気にせずに電気が使えるというのは大変便利なパススルー充電ですが、充電と給電が同時で行われるなどで、バッテリーへの負担が大きくなるのです。

結果、劣化が早くなり、寿命低下の要因として、基本的にはどのメーカーも推奨はしていません。

 

一方、別の機能として「UPS機能」というものがあります。

UPSとは、無停電電源装置と言い、停電時などに電源がダウンしたときに、継続して電源を送れるようにするための装置となります。

予期せぬ停電での機器故障、さらには重要なデータの損失などのさまざまなトラブルを回避するために用いられます。

そして、このUPS機能は、バッテリーに負担をかけるものではありませんので、寿命の低下とはなりません。

 

UPSの仕組みとは?

ACコンセントとUPS装置とを接続し、そのUPS装置から停電しても電源を切りたくないPCなどの機器に接続します。

これにより、通常時はUPS装置を通過してPCなどの出力機器に電気を供給します。

停電などの有事には、装置が電源が切れたことを装置が瞬時に検知します。

そして、自動で装置内のバッテリー側からPCなどの出力機器に電気を送ることになります。

この機能の重要なポイントは通常ルートでの電源供給から、バッテリー側への切替りスピードとなります。

パソコンなどの装置では電源が切れる時間を、5ミリ秒を超えないようにすることが推奨されています。

なので、切替スピードが速い製品は、高機能なUPS製品となるのです。

 

・常時商用給電方式

最も一般的なタイプとなります。

普段は家庭用コンセントなどからそのままパソコンに送ります。

停電時などにバッテリーからに切り替わるタイプです。

・常時インバーター給電方式

コンセントなどからの電源をインバーターとUPS装置両方に供給します。

停電が起きた際にはバッテリーからの電力供給に切り替わります。

常時商用給電方式と違い、停電時に「瞬断」が起こらないというメリットがあります。

ですが、値段が少し高くなります。

・ラインインタラクティブ給電方式

基本的な機能は常時商用給電方式と変わりません。

しかし、停電時に電圧を変動させる変圧器を備えており、瞬断の時間が短くなります。

価格は常時商用給電方式と常時インバーター給電方式の中間くらいです。

 

要はACコンセントからの電気を停電させずに継続して送り続けるための装置になるのです。

 

パススルー充電とUPS機能の違いを解説

充電しながらポータブル電源を使えるパススルー充電

劣化の心配が少ないUPS機能の違いは

バッテリーを経由しているのかがポイントになります。

 

パススルー充電中のポータブル電源の出力は、すべてバッテリーから送られます。

なので、常にバッテリーを使用している状態となっています。

パススルー充電

 

UPS機能でのポータブル電源の出力は、ポータブル電源を経由している。

もしくは装置内部のインバータから送られます。

なので、基本的にバッテリーからの出力はありません

UPS機能

 

見た目は同じでも、バッテリーを使用しているのかが、問題になってくるのです。

当然ですが、UPS機能でもバッテリーを使っていけばバッテリーが消耗していくのは同じになります。

 

パススルー充電とUPS機能の特徴を解説

パススルー充電での出力電源は、入力側の状態変化(停電など)によって影響をうけません。

なので、UPS機能と違って電源の切替りがありません。

充電残量がある限りは停電を心配する必要がないのです。

ただし、充電電力より使用電力が大きくなると、充電残量は減っていきます。

充電と使用のバランスには注意が必要です。

また、UPS機能と違い充電方法に依存しません。

ソーラー充電を行いながら電気を使用するなどが可能です。

 

UPS機能は、一般的なACコンセントが必要とはなります。

ですが、ポータブル電源のバッテリーの劣化の心配をすることなく非常時に備えることができます。

使用頻度は少ないが、災害などの有事の備えとしてポータブル電源を活用したい場合などには有効な機能になります。

 

理想はパススルー充電しても劣化しないことです。

そうすれば、災害などの有事に備えつつ、コンセントの無い場所でも劣化を気にせず使用することができます。

要は充電と放電(出力)を同時に行わなければいいのですが、、、

 

すでに、Jackeryのポータブル電源のプロシリーズはパススルーでバッテリーの劣化が発生しない仕組みが構築されているようです。

Jackeryサイトより抜粋


 

 

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